物忘れがひどい原因のひとつはストレス

物忘れが激しいと感じ始めるとき

子供で忘れ物が多いのは注意力散漫が主な原因ですが、大人になってからも忘れ物が多いと生活や仕事に支障が出るので、しっかりと治しておくことが必要です。年齢を重ねると忘れっぽくなるのは仕方のないことだと言われていますが、記憶力は高齢になっても衰えることはないという説もあります。しかし、どんなに注意をしたつもりでも、忘れ物を含む物忘れがひどい人がいます。見覚えのある人なのに名前が出ない、物の形状は浮かんでいるのに名称がわからずにアレと言ってしまう、などはよくあることで、しばらく試行錯誤すれば思い出すこともしばしばです。もし、まったく思い出せないというシーンが多くなり、物忘れがひどいと感じ始めたら、病気が潜んでいるかもしれません。
 

ストレスが激しいと物忘れをおこす

近頃、物忘れがひどい、激しいという自覚症状があったり、家族や同僚に言われたら、慢性的に疲労が蓄積しているのが原因かもしれません。特に40代から50代の働き盛りの人はストレスが溜まりやすく、激しいストレスを受けた状態が長く続くと、集中力・記憶力・思考力が低下しやすくなります。ストレスは注意をしないと、うつ病などの心疾患や痴ほう症などの脳障害を誘因する可能性があるので、溜めない、持続させないことが大切です。
 

規則正しい生活で脳を健全にする

若いうちは体力も気力も充実しているので、睡眠時間を削って仕事や遊びにいそしむ人も多いです。しかし、睡眠は、心身だけでなく脳の疲労回復に欠かせません。質の良い睡眠をとらない状態が続くと脳の働きが低下して物忘れがひどくなる原因となります。加えて、食生活のバランスも脳の健全な働きには欠かせません。外食中心、揚げ物、肉類などの献立が続くと、高脂血症・脂肪肝などリスクが高くなります。血中のコレステロールを正常に保つには、鮪をはじめとする青魚に多く含まれているオメガ3およびオメガ6脂肪酸を積極的に摂取するのが効果的です。物忘れがひどいと感じてからよりも、日ごろから良質な睡眠とバランスの良い食生活を心がけると、健全な心身と脳を維持しやすくなります。
 

稀に病気の場合もある

規則正しい生活を心がけて、ストレスを溜めないように心がけていても、物忘れが激しいという場合には、病気の可能性もあります。脳腫瘍、脳梗塞、脳血栓などは年齢に関係なく起こりうる病気で、気が付かないうちに発症して治っているラクナ梗塞を発症している人も少なくありません。40代から50代の若い世代がかかる若年性痴ほう症という病気もあります。おかしいと感じたら早めに医療機関を受診しておくと安心できます。